新発見の坂本龍馬の書簡に関する週刊誌掲載記事について

  「新国家」と記された新発見の坂本龍馬の書簡(慶応3年1110日中根雪江宛て)に関しましては、これまでにも、当協議会として本書簡を真筆と判断したポイントなどの説明を丁寧に行ってきたところですが、20181213日発売の週刊誌に「坂本龍馬書簡に噴き出した疑惑」と題し、県内の歴史家の方が呈した書簡への疑義についての記事が掲載されました。 

 

このため、書簡を発見してからこれまでの経緯も含めて、私どもの考えを改めて申し述べさせていただきます。

 

平成28年8月に志国高知 幕末維新博の実施計画策定業務においてアドバイザーをお願いしていた方から、「龍馬の書状が発見された」との一報がありました。

その後、同アドバイザーが、宮川禎一氏(京都国立博物館 学芸部上席研究員)に確認を依頼し、「新発見の龍馬の書簡である」との回答が得られた旨の連絡が当協議会にありました。

当協議会としましても、宮川氏へ同様に確認を行った結果、同じ回答が得られました。

なお、宮川氏は、龍馬の書簡に関して高知県文化資料収集審査会の委員を務めていただいている専門家です。

 

また、平成29年1月には、宮川氏から、佛教大学の青山忠正教授や今回の書簡に深く関わりのある越前藩の歴史に詳しい角鹿尚計氏(福井市立郷土歴史博物館 館長)、三浦夏樹氏(高知県立坂本龍馬記念館 主任学芸員)に書簡の実物又は画像を実際に見てもらったうえで、全員から坂本龍馬の真筆であるとの回答を得られていることを確認しました。

 

 

 

参照 新発見の坂本龍馬の書簡(慶応3年11月10日中根雪江宛て)について 

 

 

 

  当協議会といたしましては、こうした複数の専門家による極めて厳密な確認のプロセスを経たうえで、新発見の坂本龍馬の書簡について、平成29年1月に、東京で記者発表会を開催いたしました。

 

  その後、平成29年6月の高知新聞に、県内の同じ歴史家の方から「龍馬新書状の私見」として、龍馬の筆跡の疑問点が提起されたことから、6月9日付けで、極めて厳密な確認のプロセスを経たうえで公表していることを志国高知 幕末維新博のホームページ上で明らかにしました。

  さらに、7月14日には、東京でシンポジウムを開催し、宮川禎一氏、青山忠正氏、角鹿尚計氏、三浦夏樹氏など5名の方々に登壇していただき、全員一致で「真筆」であることを再確認していただきました。

 

  その後、10月8日に県内の同じ歴史家の方から、「坂本龍馬研究への提言」との新刊の書籍に対して、「坂本龍馬のいわゆる「新国家」書状は偽文書では」と題した寄稿がなされました。

  この歴史家の方が呈した一連の疑問点に対して、12月6日には、維新博のホームページにおいて、「新国家」坂本龍馬書簡に対する志国高知幕末維新博推進協議会の見解として、①本書簡を真筆と鑑定したポイント、②本書簡の歴史的価値、③本書簡の内容、についての見解を宮川禎一氏、青山忠正氏、古城春樹氏(下関市立歴史博物館 館長補佐)、角鹿尚計氏、三浦夏樹氏の5名にも確認したうえで明らかにしています。あわせて、「坂本龍馬研究への提言」に寄稿された疑問点等についてもそれぞれ、私どもの考え方を丁寧に説明させていただいています。

 

 

 

  参照 「新国家」坂本龍馬書簡に対する志国高知幕末維新博推進協議会の見解について

 

  

 

  また、今回の記事の中には、合計8,000万円で当該書簡を「レンタル」との見出しで記事が掲載されています。

しかし、正しくは、「坂本龍馬の書簡」を活用し、幕末維新博の全国への周知や、高知県への関心を集める情報発信を行い、誘客の拡大を図ることを目的としたプロモーション業務一式を契約したものです。

この契約では、坂本龍馬の書簡を活用した記者発表会、全国メディアでの露出、シンポジウムの開催、メディアリリースや幕末維新博の各会場での巡回展示を業務として行うこととしています。

契約期間は年単位ですが、通算では2年5ヶ月となります。同プロモーション業務の効果も後押しとなって、現在幕末維新博の各会場には延べ人数で300万人を超えるお客様に来場いただいており、たいへん好評を得ております。

 

   志国高知幕末維新博は来年1月31日まで開催いたします。

   引き続き幕末維新博に対し、ご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。

 

 平成301214

 

                     志国高知幕末維新博推進協議会

                                会長 尾﨑 正直