オープニングイベントかわら版

 今年の大政奉還150年、来年の明治維新150年の節目に、激動の時代を駆け抜けた志士たちに思いを馳せて本物の歴史の魅力を体感できる観光博覧会「志国高知 幕末維新博」が3月4日(土)、高知県内で開幕した。2年間に渡って、県内23カ所の会場で開催する博覧会の初日となったこの日、高知市内などでオープニングイベントを実施。開幕を祝福するかのように、春の訪れを感じさせる好天に恵まれ、大勢の来場者で賑わった。
オープニングセレモニー
 高知市内の高知公園(高知城追手門周辺)で行われたオープニングセレモニーでは、高知出身の女優・広末涼子さんや数々の時代劇に出演されている俳優の高橋英樹さんら多彩なゲストが祝福に訪れた。志国高知幕末維新博推進協議会の会長を務める高知県の尾﨑正直知事は「あらためて、当時の人々の志を知る機会にしていただきたい。高知の自然や食文化を堪能できる周遊コースもご用意しているので、ぜひ、みなさんとともに盛り上げていきたい」とあいさつ。詰めかけた約3,500人の来場客から拍手喝采を浴びた。
 幼少期から高知城を訪れていた広末さんは「こんなにたくさんの人が高知城にいるのを見たのは初めて」と笑顔。1968年の大河ドラマ「竜馬がゆく」で武市半平太役を演じた高橋さんも「幕末維新の歴史がここから始まったんだ、と強く感じます」と感慨深げだった。
高知県立高知城歴史博物館
 幕末維新博のメイン会場となる「高知県立高知城歴史博物館」が、開幕初日にグランドオープンした。同博物館には、土佐藩主・山内家に伝わる資料や美術工芸品など約6万7,000点を収蔵。最近新たに発見された、坂本龍馬の直筆書簡も初めて一般公開された。尾﨑知事や山内家19代当主・山内豊功さんらが出席してテープカットが行われ、午前11時の開館時には多くの来場者で長蛇の列ができた。
オープニングイベント
 高知城追手門周辺に設けられた特設ステージでは、さまざまなイベントが行われた。本家・よさこい鳴子踊りの披露をはじめ、土佐おもてなし海援隊や幕末維新一座による公演、高橋英樹さんのスペシャルトークなどを開催。鹿児島、山口、高知、佐賀の4県合同による広域観光キャンペーン「平成の薩長土肥連合」を代表して、ご当地キャラ「さつまるちゃん」(鹿児島)、「ちょるる」(山口)、「しんじょう君」(高知)、壺侍(佐賀)が駆け付けた。また、会場周辺には高知県内各地域のブースも立ち並び、名物料理や産品の販売が行われた。
こうち旅広場
 幕末維新博の玄関口となる「こうち旅広場」は、幕末維新博開幕日とともにリニューアルオープン。セレモニーやフラワーアートパフォーマンスなどのステージイベント、高橋英樹さんも参加しての「餅投げ」などが行われた。また、尾﨑知事とゲストの高橋さん、広末さんは、こうち旅広場内の「幕末志士社中」を訪れ、2010年の大河ドラマ「龍馬伝」の撮影で使用された坂本龍馬の生家セットで幕末期を体感。「幕末維新博の開幕を機に、ぜひ多くの方に高知県を訪れていただきたい」と声をそろえた。